琵琶湖は大きな天然ウナギが獲れることで有名で、呼び方にも特徴があります。
実は天然うなぎの食べごろは土用の丑の日の7月ごろだけでなく、秋・冬の寒い季節が脂の乗った旬の時期となりおすすめです。
天然うなぎの価格は1万円以上すると言われ、味はくせがなく臭いがないので美味しいとの声があります。
琵琶湖のウナギは太平洋からやってくる、地元の田んぼから来たなど様々な説があります。
暑い夏にはウナギを食べてスタミナをつけたいと考えている人は、この記事を参考にしてみてください。
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天然うなぎの産地・琵琶湖は大ウナギで有名?琵琶湖・天然うなぎとは
大ウナギは滋賀県の高級料理店の他にも琵琶湖周辺の店で出されています。
彦根市磯田漁業協同組合で、うなぎ漁に取り組んでいるベテランの漁師に話を聞くと、琵琶湖のうなぎは海水魚なのか淡水魚なのか分からない人もいます。
琵琶湖の大物うなぎは太もんと呼んでいて、1キロ以上するうなぎは「木(ぼく)」、太いうなぎは「松皮(まつかわ)」と呼ばれ、呼び方に違いがあります。
また、くねくねして暴れている大ウナギを近くで見ると迫力があります。
うなぎの旬の時期で言うと一年中美味しく食べられますが、特に脂が乗って美味しいのは10月から12月と言った秋〜冬の時期です。水が冷たくなる頃に美味しくなると言われています。
7月から8月にかけての土用の丑の日あたりに食べるのはスタミナを付けて夏バテにならないようにと言う意味で、脂の乗った食べごろの時期はやはり寒い時期になるのですね。
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琵琶湖などの天然うなぎの価格
静岡市の日本養鰻(ようまん)漁業協同組合連合会が調べた結果によると、2017年の養殖ウナギの平均価格は1キロ3321円ですが、天然うなぎの価格は1キロ1万円以上で取引され、普通のウナギと比べると3倍以上の値段がします。
他にも2019年には東京の料亭が1キロ2万円で買いたいと滋賀に取引へやって来たり、同じ近畿地方の京都府や大阪府からも1キロ1万円で取引したいと依頼をしたりするケースもありました。
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天然うなぎは臭みがあって美味しくない!?味について
天然うなぎは美味しいと評判がある一方で、臭みがあって美味しくないとの意見も一部聞かれます。
しかし、琵琶湖産の天然うなぎは他県の産地と違ってくせや臭いがなくていいとの声も多いです。
生育環境が良いと考えられ、琵琶湖産の天然うなぎは日本一と言われるほどなのです。
うなぎのエサとなる海老や小魚が多く含まれていて、美味しく皮は硬いものの、焼くと柔らかくなり味は濃厚です。
脂はしつこくなく、骨は小さくて硬くないです。
琵琶湖の長浜で獲れた天然うなぎは、白焼きや蒲焼きにして美味しく食べることができます。
琵琶湖の天然うなぎの名店
琵琶湖付近の鰻屋さんで、天然うなぎが食べられる名店を紹介します。
天然うなぎのうな重やうな丼の値段についてなどもお伝えしていきます。
滋賀県の近江八幡市沖島町にある沖島漁師料理の瀬戸やでは、天然うなぎ丼1人前は2000円でした。(沖島は琵琶湖最大の島です。)
関東のうな丼1人前に比べてお値段は割安な印象です。
※ちなみに瀬戸やは2022年8月現在は残念ながら閉店してしまっているようですが、以下では琵琶湖産天然うなぎの口コミということでお伝えしていきます。
うなぎのタレはそれぞれの家によって違い、秘伝のタレをつけた蒲焼きを1口食べると、口の中にたれが広がります。
皮は柔らかく、味はさっぱりして天然うなぎの美味しさを楽しめたとの声がありました。
この他にも、2004年にテレビ朝日系で放送された「にっぽん菜発見-そうだ、自然に帰ろう」の番組内で、石塚英彦さんが天然うなぎを美味しそうに食べていました。
他にも、琵琶湖産天然うなぎを食べられる名店として以下のお店があります。
普通のうなぎと比べて味の違いを楽しみたいと考えている人は滋賀県に行ってみるのがいいかもしれませんね。
琵琶湖のうなぎはどこから来た?琵琶湖天然うなぎの生態
琵琶湖のウナギはどこから来ているのか?
詳しい生態は分からずはっきりしていない謎に包まれた魚です。
田んぼの水路から来たと話す農家の方や、大阪湾から琵琶湖へあがってきたとするなど諸説あります。
また、琵琶湖のうなぎは太平洋で獲れたシラスウナギを滋賀県漁業協同組合連合会が業者から買い付けして放流もされています。
滋賀県では「天然うなぎ」と認定されています。
放流するときの大きさは20センチですが、放流した稚魚は成長して釣り上げると直径6から7センチ、重さは4キロを超えて大きくなります。
うなぎの体は太くて黒く、腹部は銀色です。
琵琶湖でウナギが獲れるのは沖島から長浜沖にかけてで、2012年には4キロを超えるうなぎが2本獲れました。
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まとめ
うなぎは謎が多い魚と言われています。
日本では元気やスタミナをつけるために食べると言われているのは知っています。
うなぎが日本で食べられるようになったのは江戸時代になってからですが、万葉集の中で大伴家持が痩せていた吉田連石麿に夏に痩せるのにいいと読まれています。
(この時はうなぎではなく、「むなぎ」と言われていました。)
暑い夏を乗り切りたい、スタミナをつけたいと考えている人は是非1度琵琶湖産の「天然うなぎ」を食べてみるのもいいかもしれませんね。
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