四葉(スーヨー)きゅうりは昭和時代に韓国から日本に伝わりました。
イボのようなとげと一般的に食べているきゅうりよりも大きい特徴があります。
サラダや炒め物にすると美味しく食べることができ、茨城県や埼玉県などが産地となっています。
栽培方法についても紹介するので、夏野菜を育てたいと考えているが、何を栽培しようか考えている人もぜひ参考にしてみてください。
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スーヨーきゅうりとは?特徴について
四葉きゅうりという字を見て、なんて読むのだろうか?疑問に感じた人もいるはず。
四葉きゅうりは「すうようきゅうり」と読みます。「よつばきゅうり」「よーきゅうり」ではないです。
見た目はゴーヤーに似ていて、名前の由来は本葉が4枚付くと実ができることからつけられました。普通のきゅうりに比べて1.5倍、25から30センチほどあって大きいです。とげはブルームと呼ばれ、イボは触ると痛いです。
傷がつきやすく、日持ちはあまりしないので悪い印象があるかもしれませんが、皮は柔らかいです。普通のきゅうりと比べると、パキッと折れにくい点もあります。
中国の品種で、昭和19年に韓国から日本に入ってきました。
美味しく食べられる時期は6月から8月です。
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四葉きゅうりの美味しい食べ方は?
食べるとバリバリとした音がして、濃い味と噛むたびに歯切れが良い四葉きゅうり。
水分が多く甘みもありますが、食べていると少し苦みもあります。
サラダや炒め物にすると特に美味しいと言われ、中華料理の炒め物に使われています。
ここでは、四葉きゅうりを使った家庭でできる簡単レシピを2つ紹介します。
材料:四葉きゅうり、バター、塩1 四葉きゅうりの皮を削ぎ、食べやすい大きさに切る
2 次に、きゅうりの断面を下にしてバターを溶かしてフライパンで焼く
3 焦げ目がついたら反対にして、再度焼き、塩を振ったら完成
材料:四葉きゅうり1本、みじん切りにした生姜1/2片、ごま油大さじ2杯、醤油大さじ1.5、すり胡麻大さじ1、大葉(なしでもOK)1 彩(いろどり)をよくするためにきゅうりに塩を振って、まな板で転がす
2 四葉きゅうりを輪切りにする
3 ごま油で生姜の香りがしたら、5分ほど炒める
4 醤油をかけてお好みで大葉を足してから、皿にうつしてごまをかけて出来上がり
スーヨーきゅうりの育て方は?栽培方法について
四葉きゅうりの栽培方法を紹介します。
準備段階として、種をまく14日以上前に土と100から150グラムの苦土石灰をまいてよく混ぜ合わせます。
種まきの1週間ほど前には、たい肥を1平方メートルあたり2から3キロ、化成肥料を100から150グラムほど全面にまいて畑を耕して、60センチか70センチの感覚で畝(うね)を作ります。
マルチを敷く(根本をビニールなどで覆うこと)と雑草効果や野菜が病気になるのを防ぐ効果があります。
その後、支柱を1メートル50センチから2メートルの高さで立てます。
準備が終わったら種をまきます。
市販の種まき用培養土を詰めて、育苗箱のポットに1粒ずつタネをのせます。
ちなみに種まき用培養土や育苗箱は下記のようなものです。
人差し指の爪が隠れる、1センチの深さを目安にまでタネを押し込みます。
土と種が合わさるように上から軽く抑えると良いです。
種の植え付けをする朝の時間帯に、苗に水やりをします。
作った畝に穴をあけて40から50センチの間をとって穴を掘ります。
穴をあけたところに水を多くやり、水が引いたらポットから苗を取り出して植えます。
土を軽くかぶせて種植えは終わりです。
ポイントは、あまり水をやらないことです。
水をやらないことで根に水分がいきわたり、伸びやすくなるからです。
また、アブラムシが出ることがあるので注意してください。
収穫は果実の長さが20センチぐらいになったら始めるといいでしょう。
埼玉県や茨城県が産地となっている四葉きゅうりですが、下記のような種を買って育てている人もいます。
スーパーでは四葉きゅうりは1本60円から120円で販売されていますが、最近は見かけることが少なくなったとも言われています。
人気があるので、四葉きゅうりは直売所で買うのが良いそうです。
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まとめ
きゅうりの種類は約2300種あると言われています。
茨城県で四葉きゅうりを育てている生産者の話では、漬物にすると美味しいとの声がありました。
振り返ると、始めてきゅうりと出会ったのは小学校2年の生活科の学習で、トマトと一緒にきゅうりを育てたことを思い出しました。
今回お伝えした四葉きゅうり。
読み方も知らなくてどんなきゅうりなのか調べを進めていくと外国から日本に伝わったことや、日本でも作っている人がいることに新鮮さを感じます。
火照った体を冷やす作用もあるため、気温が高くなる時期にぴったりなきゅうり。
きゅうりは100gあたり14カロリーで、カロリーが低いと言われています。
四葉きゅうりを美味しい食べ方で食べながら、暑い夏を乗り切るためのお供にしてみてはいかがでしょうか。