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アユに似ている事から、その名もアユモドキ!
岡山の用水路で、アユモドキなどの魚はどこで見れるのでしょうか?
また、用水路にいる魚の種類は?
用水路で魚を見つけると、ついつい飼いたくなってしまう方もいるのでは?
飼育は難しいのでしょうか?
そもそも飼育してもいい?
ところで、なぜ岡山には用水路が多いのでしょうか?
その理由や、アユモドキなどの魚はどこで見れるか、用水路にいる魚の種類などについても、ご紹介していきます!
岡山のどこの用水路でアユモドキなどの魚は見れる?
淡水魚について詳しく知ることができる、ハンディ図鑑はこちら↓
アユモドキなどの魚は、岡山の用水路のどこで見れる?
アユに似ている事から、その名もアユモドキ!
国の天然記念物にも指定されており、岡山県内の河川、琵琶湖、淀川水系だけに見られます。
そんな珍しい淡水魚であるアユモドキは、河川や農業用水に住んでいます。
用水路の中でも、石垣のすきま、石の影など、あまり人から見られない所に潜んでいます。
主な食べ物は、イトミミズや水棲昆虫などで、5~9月には草の生い茂った場所で産卵します。
しかし、河川や田んぼの工事などで潜む場所や産卵場所を失い、絶滅してしまう事が心配されています。
国の天然記念物にも指定されているというのは、素晴らしいですね。
岡山県の誇りと言っても良いのではないでしょうか。
生き物というのは、人から見えづらい影に潜んでいる事が多いですよね。
潜む場所や産卵場所を失い、絶滅してしまうというのは悲しいですね。
どうにか回避できる方法などは、無いのでしょうか。
岡山には用水路がなぜ多い?
ところで、なぜ岡山には用水路が多いのでしょうか?
気になる岡山の用水路についての謎を、徹底解明していきましょう!
岡山には用水路が多い理由は、農業県とも呼ばれるほど農業が盛んな事と関係しています。
農業用水を供給するため、多くの用水路が設置されました。
特に岡山市、倉敷市の用水路の密度は、なんと全国平均の5倍!
全国の用水路の総延長が40万㎞、岡山市は1%にあたる4千㎞、倉敷市は2千㎞となっています。
そして、用水路が多い事から、用水路への転落事故が多発。
その原因としては、増水すると地面との境界が分からなくなること、柵がない所が多いこと、用水路が住宅地に隣接していることとされています。
費用が掛かることから、対策を怠っていましたが、多くの事故を受けて、柵などの対策を行っています。
農業が盛んな事は良いですが、それによって用水路が増え、事故も増えてしまっている事が残念ですね。
お金がかかるかもしれませんが、どんどん対策していって欲しいですね。
せっかく美味しいものがたくさんあったり、たくさんの魚がいるのに、事故が多いのは悲しいですよね。
たくさんの用水路がある岡山県ですが、用水路にいる魚の種類は?
飼育は難しいのでしょうか?
そもそも飼育していい?
見ていきましょう!
用水路にいる魚の種類は?
農業が盛んで、用水路が多い岡山県。
用水路にいる魚の種類は、どのくらい?
岡山県には、用水路の他にも、大河川、中小河川、ため池など、さまざまな水環境があります。
そこには、淡水魚と周辺的淡水魚など、約70種類が生息しているとされています。
また、昔の状態のまま残されている祇園用水では、約30種類が生息しているとされています。
岡山県内の河川、琵琶湖、淀川水系だけに見られる、アユモドキもそこに入っています。
他にも、ドジョウやフナ、ナマズなども生息しています。
用水路の他にも、さまざまな水環境があり、約70種類が生息しているというのは驚きですね。
祇園用水でも、約30種類が生息しているというのは、凄い事ですよね。
用水路に行き、生息している生き物を見るだけでも、勉強になりますね。
用水路にいる魚は飼育していいの?
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用水路の魚には上でお伝えしたようにたくさんの種類がいますが、10種が環境省から絶滅のおそれのある種に指定されています。
用水路で見つけると、飼いたいなと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
環境も変わってしまいますが、飼育はしていいのでしょうか?
チェックしていきましょう!
アユモドキも国の天然記念物に指定されており、文化財保護法に基づいて保護しなければならない魚です。
他にもメダカやアカザ、シロウオなどが指定されています。
種の保存法により保護されている生物は、捕獲、譲渡、販売などが原則禁止です。
学術研究や繁殖など、調査目的に限り環境大臣の許可をとることで可能となります。
また、ペットとして販売されているものは、環境大臣の認定を受けた登録機関に登録申請されていなくてはいけません。
そのため、さまざまなルールを守り、飼育しなくてはいけません。
用水路などでも、種の保存法により保護されている生物は、勝手に飼育することは出来ません。
個体数が少ないものを、ペットとして飼育してしまっては、どんどん数が減りかねないですよね。
しっかりと研究などを行う機関で、数を増やすことを研究してもらうしかないですね。
ペットとして販売されているものは、登録申請されており、飼う時にはしっかりとそのことを理解した上で、購入となります。
ちゃんと飼育していけるのか、もう一度考えてから、購入するようにしましょう!
また、登録申請されていない場合は、購入するのは避けましょう。
まとめ
岡山県は農業が盛んで農業用水を供給するため、多くの用水路が設置されました。
アユモドキは、用水路の中でも、石垣のすきま、石の影など、あまり人から見られない所に潜んでいます。
岡山県にはため池など、さまざまな水環境があり、そこには約70種類が生息、祇園用水では約30種類が生息しているとされています。
用水路などにいる生物でも、種の保存法により保護されているあゆもどきなどの生物は勝手に飼育することは出来ません。
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