冬に食べられているフグ。
一般的にふぐには毒があると不安に感じる人もいますが、養殖のふぐには毒がありません。
また、温泉トラフグも同様に毒を持たないです。
天然ふぐと養殖ふぐの違いは旬の時期です。
なお、温泉トラフグは栃木県那珂川町の温泉の水を利用して育てられました。
温泉トラフグを食べた人によると、唐揚げやサラダなどにして食べられています。
また、栃木県の道の駅や通販サイトでも販売されていて、値段は1万円以上して少々高い印象を受けます。
魚介類が好きな人でフグを食べたことがない人や、ふぐのことについて知識を深めたいと考えている人はこの記事を参考にしてみてください。
ふぐは養殖だと毒がない?
ふぐは一般的に猛毒を持っていることで知られています。
ですが、実際にふぐは生まれたときに毒をもっていません。
有毒プランクトンの毒がふぐの体に少しずつ溜まっていき、ふぐ毒になっていくのです。
日本テレビで2018年に放送されたニュースでは、日本各地で毒を持たないふぐの養殖の取り組みが行われていることについて取り上げられました。
その中で、水産大学校の准教授の話によると、海水が温暖化したことにより雑種のふぐが増えて毒の場所がどこにあるか分からず、ふぐの毒を見分ける専門的な知識が必要な生き物であると話していました。
2018年2月に岩手県にできた養殖場では3000匹のふぐが育てられています。
養殖技師の方の話では、ふぐには毒が含まれていないと話していました。
それは、毒のないエサを与えているため養殖されたふぐは毒がないのです。
天然ふぐ、養殖ふぐの違いは?
天然ふぐと養殖ふぐの違いは、天然ふぐは旬が冬の12月から2月であるのに対して、養殖ふぐは1年を通して旬であることです。
また、天然フグよりも値段は安いですが味は劣っていません。
毒のない養殖ふぐを安心して食べるのもいいですね。
温泉トラフグも毒なし?温泉トラフグの食べ方は?
栃木県の那珂川などでは温泉トラフグが育てられていますが、温泉トラフグにも毒がありません。
温泉トラフグは別名で「福を呼ぶ魚」と呼ばれています。
先程も述べましたが、海にいるトラフグを海のない栃木県那珂川町の温泉で育てています。
なお、温泉トラフグは青空レストランで取り上げられたこともあります。
温泉トラフグの味は美味しいと評判です。
一体どのようにして食べられているのでしょうか?
食べログの栃木県にある大八寿司の温泉トラフグ料理を例に、口コミを交えて紹介していきます。
まずは煮こごりです。
食べた人によれば、皮は冷たくてさわやかで美味しいとのことでした。
次に、ふぐ皮のサラダです。
歯ごたえはコリコリしています。
ポン酢をつけて食べることで、生で食べるよりも旨味や美味しさが増したとのことでした。
そして、唐揚げです。
味は少々しょっぱいと感じます。
レモンを付けて食べるとトラフグの骨の周りの肉の部分に旨味が多く含まれて美味しさのあまり声が出ませんでした。
温泉トラフグを使った料理があるとは分かりませんでした。
揚げるもよし、サラダにするもよしと色々な食べ方がありますね。
温泉トラフグが売っている場所
温泉トラフグが売られている場所を紹介します。
楽天市場の通販サイトなどでも販売されていました。
ふぐはやはり高級食材なので、値段は13000円から18000円台ほどです。
インターネットの検索欄に「温泉トラフグ 販売」と打ち込むとまずは
また、株式会社夢創造の通販サイトでも温泉トラフグが売られていることが分かりました。
販売されている4人前の「てっさ てっちりセット」は税込で15000円でした。
なお、栃木県那須郡那珂川町にある道の駅ばとうでは、温泉トラフグを使った鍋やふぐ刺し、トラフグの入ったこんにゃくなどが売っています。
ふぐ料理に人気があるので、まだ温泉ふぐを食べたことのない人や旨味を味わいたいと考えている人は、食べに行ってみると良いでしょう。
まとめ
養殖のふぐや温泉ふぐについて調べました。
ふぐは毒を持っているので危険な生き物であるという印象が強かったです。
しかし、今回調べた養殖のふぐや温泉トラフグについて調べていくと毒を持たないふぐの栽培が各地で進んでいることが分かりました。
ふぐに対する自分の考え方や物の見方、捉え方など学びを深める良い勉強になりました。