夜間中学とはどんな学校で問題点は?入学条件や学費、なぜ外国人が多いのかその理由

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夜間中学とは、中学校夜間学級ともいい中学校に通えなかった人が通う学校です。

夜間中学とは何を学ぶ学校で、どのような問題点があるのでしょうか?
入学条件や学費はどのぐらい?
最近では外国人が多いそうですが、なぜなのでしょうか。

このようなことについて調査したので、解説していきますね。

夜間中学とは?問題点についても

夜間中学は大正時代にできました。

夜間中学は夕方から夜の時間に中学校で授業を行うことです。

夜間中学校はドラマやメディアで取り上げられたこともあります。
山田洋次監督の映画「学校」やNHKのハートネットTVなどで取り上げられたことがあります。

日本にできたのは1900年代から1910年にかけてです。
当時、就学率が上がり都市部で中学校に入るのが難しい実態がありました。
旧制中学校や校長から2部制の声があがったことがきっかけでした。

1926年には教育機関の青年訓練所ができたのを境に増え始めました。

ある夜間中学の学校生活の一例を紹介します。

17時に登校して17時25分にホームルームが始まります。
17時30分から1時間目の授業が始まり、給食を挟んでからは30分の休憩。
その後は2時間目から4時間目の授業が行われ、授業が終わるのが20時10分です。
ホームルームをした後に下校となります。

夜間中学の問題点としては教師が不足していることが挙げられます。

夜間中学の教師になるには?

夜間中学の教師になるには中学校教諭の免許状が必要になります。

教員が不足していることが課題になっており、岡山県ではボランティアで自主夜間中学校を運営しています。ここでは教員免許のあるなしを問わず会社員や主婦、大学生などの人たちが教えています。

また、先ほども紹介したNHKのハートネットTVでは夜間中学校の取り組みが放送されたことがあります。

夜間中学の入学条件や学費は?

15歳以上で中学校を卒業していない、ほとんど通ったことがない人が勉強したい気持ちさえあれば、年齢や国籍を問わずに誰でも入れます。

義務教育なので、授業料や教科書代は不要ですが教材費や給食費、修学旅行費などが必要となることもあります。

詳しくは政府のインターネットテレビや広報オンラインなどに載っています。
授業見学や体験授業を行っていることもあるので、自分の住んでいる都道府県の教育委員会に相談できる環境も整っています。
なお、東京都内には2021年2月現在で8校あります。

夜間中学校では日本人だけではなく外国人も勉強しています。
年齢層も10代から90代までと幅広いです。

一例を紹介すると、夜間中学の生徒には戦後の混乱期で中学校に通えなかった80代の日本人男性、けがをして学校に通えなかった10代の日本人女性、夢を求めて日本に来た30代のフィリピン人女性、家庭の事情で学校に通えなかった30代の日本人男性などがいます。

文部科学省が平成26年5月に実施した実態調査で、入学した理由で多かったのが読み書きの習得でした。

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夜間中学の卒業資格は?

2020年の調査では、夜間中学には生徒は1729人通っていて、2018年の段階で33校あります。

授業は週5日あり、学習内容は中学校で学習する教科を勉強します。
また、修学旅行、学習発表会、運動会などの学校行事もあります。
全課程を修了すると中学校卒業資格を得られます。

勉強について行けるか、事情があってほとんど学校に通学していなかったのに通学できるのかなど不安の声があります。

しかし、勉強の目的や理由が違って不安な人のために、習熟度別のクラス編成、補習をするなど学習環境を整えています。
不登校でほとんど学校に通ったことがなく、入学できるか大丈夫かと考えている人は、自分の住む教育委員会に相談できる体制ができています。

夜間中学にはなぜ外国人が多いのか、その理由は?

夜間中学校に入学している在籍者の8割は外国籍であることが文部科学省の調査で分かっています。
2015年の調査では外国人は1498人在籍しています。

2000年代から2013年までは70パーセントでしたが最近はさらに増え始めている傾向が見られます。
調査では中国籍が799人と多く、次に韓国が284人、ベトナム101人でした。

学びたい理由で多かったのは、日本語を話せるようになりたい、読み書きができるようになりたいなどです。

神奈川県の川崎市立西中原中学校の夜間中学に通うフィリピン出身の10代女性は医者になることが夢です。
フィリピンの中学校を卒業していなかったため勉強したいと入学しました。
学校では日本人だけではなく、外国籍の人も含めて20人ほどが在籍しています。

 

まとめ

事情を抱えた人が通っている夜間中学校。

義務教育なので学費はかかりませんが、一部で教材費や修学旅行といった学校の行事のためにお金が必要となることがあります。

日本語を話せるようになりたい、読み書きができるようになりたいなどの理由で外国人の入学者は8割を占めています。

公立の夜間中学で教えるためには、中学校の教員免許を持っていなければいけません。

私自身、職種は違うのですが公立小学校に勤めていました。
外国籍の子どもが通常学級で日本人の子どもたちと一緒に勉強するのを教えたことがありますが、やはり言葉の壁がありました。

現在は夜間中学を増やすための取り組みも進んでいます。
誰もが平等に教育の機会を受けられる社会の実現を目指して自分にできることは何かを考えさせられました。

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