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九谷焼きとは?産地はどこ?九谷焼の柄の意味や絵付け体験を東京でできる場所も紹介

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陶芸もしくは陶芸家と聞くと、どんなことを想像しますか?
おそらくは、おじいさんが山奥でろくろを回していることが
浮かんだのではないでしょうか?

現在は若い陶芸家もいて、陶芸は私たちの身近になりつつあります。
生活の中で使われている陶芸の中でも、九谷焼について紹介します。

 

九谷焼とは?

九谷焼は「くたにやき」と読みます。
九谷焼は石川県の南部で作られている色絵の入った磁器で、
産地は金沢市や加賀市などです。

特徴は五彩手(通称九谷五彩)と言われている上絵付けで、鮮やかな色をしています。

九谷焼の歴史

九谷焼は江戸時代1655年頃に当時の加賀藩で良質の陶石が
見つかったことから始まったとされています。

藩士の後藤才次郎は技能を身につけるため、佐賀県有田へ派遣されました。

はじめは藩の政策としてスタートしました。
その後、加賀地方に広がっていったのは
1804年。
京都から加賀藩が招いた青木木米(もくべい)に春日山で春日山窯を開いたことで、
京都にもに広がり始めます。

明治時代に入ると、1873年に開かれたウィーン万博での出展から世界中に広がります。

明治時代にはフィラデルフィア万博やパリ万博などにも出展され、
日本でも九谷茶碗祭りが
1908年に始まりました。

そして現在の経済産業省は九谷焼を1975年伝統工芸品に認定しました。

 

九谷焼の柄の意味や種類は?

磁器の古九谷の特徴は黄色や青など濃い色を多く使っている点と
斬新な図式をもっていることです。

柄の種類も豊富にあり、時代ごとの柄の種類と意味を解説していきます。

・古九谷風(こくたにふう)

始まってばかりの図柄です。
特徴は大胆で力強く骨描きされていて、濃い彩色が使われています。

中国から明の技法を取り入れているのですが、
なんと江戸幕府からは密貿易を疑われてしまいます。
藩は焼窯を壊して約
100年中断されることになりました。

・木米風(もくべいふう)

加賀藩が青木木米を招待して再び窯が始まった時の図柄が、
青木木米の「木米」からとった木米風です。

赤色を素地に塗られているほか、呉須赤絵写しという、
人間が入っている絵が多いです。
雰囲気も和やかです。

・庄三風(しょうざふう)

明治時代に欧米から西洋文化が取り入れられ、和洋折衷風のようになりました。
庄三風は九谷庄三の名前からとったものです。

江戸時代に始まった古九谷から再興九谷まで全ての技法を取り入れています。
明治時代以降に一世風靡(ふうび)するきっかけにもなりました。
特徴は彩色金襴手です。

・彩釉(さいゆう)

美しく鮮やかな絵柄が特徴の技法は彩釉と呼ばれています。
五彩(赤・緑・黄・紫・紺青)の釉薬を使って、
器全体を塗って埋めていくやり方です。

釉薬を重ねることで、色彩の変化を少しずつ楽しめます。

・釉裏金彩(ゆうりきんさい)

金粉や金箔が塗られた釉薬の上からさらに
透明な釉薬を掛けて焼き付けた絵柄です。

絵の銚子は柔らかくしっとりしていて、輝きに品があります。
金は剥がれ落ちません。

・青粒(あおちぶ)

大正時代に広まった技法です。
細かい緑色の点(青粒←あおちぶ)の盛り上げを並べています。

図柄の中でも高度な技術や専門性が求められる技法です。

・虚空蔵窯(こくぞうがま)

土の風合いとモダンな上絵が多いです。
名前の由来は虚空蔵山のふもとに窯を開いて大地のように
智徳を持つ菩薩の名前にちなみつけられました。
焼き物は美しく、ゆったりしています。

 

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九谷焼の絵付け体験は東京でもできる?

九谷焼の絵付け体験をしてみたいけれど、石川県に行かないといけないの?
実はそんなことはありません。
東京でも九谷焼の絵付け体験ができる場所を紹介します。

東京都目黒区にある千秋(せんしゅう)工房では、
少人数のクラスで自分のペースに合わせて絵付けを学ぶことができます。

生徒4から5名に対して講師が1名つくので細かい指導が受けられます。

担当している講師も長年の修行を積み重ねたり
講師経験を長く積んだりと様々です。
分かりやすく丁寧な指導を心掛けています。

千秋(せんしゅう)工房

153-0051 東京都目黒区上目黒2-25-13 エムス南館2F

料金:入会金10,000円、月謝9,000

時間:月2回(12時間30分)、日曜 11:0013:3024週)

九谷体験コースは予約が必要で1回4,000円となります。

 

まとめ

色絵磁器として、国内外で有名となっている石川県の九谷焼について調べました。
派手な焼物として知られ、江戸時代に始まり現在にも繋がっている
歴史と伝統のある焼き物であることが分かりました。

調べていくと、図柄には多くの種類があり江戸時代から明治、
大正にかけてそれぞれの時代に合った特徴があることを学びました。

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