シン・エヴァンゲリオン劇場版は
シリーズ前作の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」に比べても
大ヒットを記録しています。
シン・エヴァンゲリオン劇場版の
総監督の庵野(あんの)秀明氏とはどんな人なのでしょう?
監督の経歴や作品は?
鉄道ファンの一面もあるとか…
この記事では登場人物の葛藤やモラルを描いているシン・エヴァンゲリオン劇場版の
総監督を務める庵野秀明氏についてお伝えしていきます!
シン・エヴァンゲリオンの庵野秀明総監督とはどんな人?
シン・エヴァンゲリオン劇場版で総監督を務めた
庵野(あんの)秀明氏とはどんな人なのか見ていきましょう!
・子供の頃からアニメや特撮が好きで絵を描く
庵野総監督は山口県宇部市出身で1960年5月22日生まれ、
アニメ制作会社カラー代表取締役社長を務めています。
アニメや特撮が子どものころから好きで、絵を描いていました。
高校時代は美術部で部長を務めていました。
高校卒業後は大阪芸術大学映像計画学科に進学して、SF研究会に入ります。
・大学時代にアニメ制作に夢中に
大学時代に自主制作アニメに誘われたことがをきっかけに
アニメ制作に夢中になります。
大学生活では、経歴にも中退とありますが、庵野さんが通学しなくなったのは
自分の作品を作り続けることが単位を取ればいいという考えよりも意義を感じたからです。
・大学中退後にアニメーターとしてスタート
大学を中退した庵野さんは、監督業を始める前はメカや爆発シーンなどを
描くアニメーターから始めます。
庵野総監督の代表的な作品は?
庵野秀明総監督の代表作を2つ紹介します。
1つは21世紀を舞台に人類と宇宙怪獣の戦いを描いた
タカヤ・ノリコが主人公の『トップをねらえ!』です。
2つめはNHKで1990年から1991年に
放送テレビアニメ『ふしぎの海のナディア』です。
作品は序章、第一部、第二部、最終部の4部で構成され、
アトランティスや神話などを取り入れた作品です。
庵野総監督には鉄道ファンの一面も?
総監督を務める庵野監督は鉄道ファンという一面をもっています。
庵野さんが鉄道を好きになったのは、子どもの頃に引っ越しをするたび、
家の近くに線路があって、電車が通っていた環境がありました。
2006年ごろには鉄道模型のコレクションを始めました。
誕生日のプレゼントでほしいものは何かと奥さんに聞かれたところ、
東京銀座の模型ショップ「天賞堂」に連れて行ってと答えたことがきっかけです。
この出来事から鉄道コレクションを始めました。
自宅には新幹線や機関車のNゲージコレクションがあるそうです。
庵野さんが新幹線の中でも好きな車両は500系です。
500系の形がSFで透明なチューブの中を走る、
自分の思い描いた未来の列車であることが好きな理由と話しています。
また、山陽新幹線に乗るときはわざわざ500系を選んで乗るとのこと。
500系をこよなく愛していることが分かりますね。
ちなみに庵野さんは列車の監修もされています。
2015年11月に500系をエヴァンゲリオン風に塗装した
JR西日本の新幹線「500TYPE EVA」の監修を務めています。
鉄道好きの一面が活かされていますね。
・実は鉄道ファンではない?
鉄道ファンと思われている庵野総監督ですが、
「鉄道ファン」度は実はそんなに高くないとも取れる発言もしています。
というのも、庵野総監督自身は2016年8月に高校生が自分の作った
鉄道ジオラマを競う「鉄道模型コンテスト」の席上で、自分は鉄道ファンではなく、
鉄道は好きという程度と話していたということです。
鉄道ファンとそうでない人の違いは曖昧ですが・・
シン・エヴァンゲリオンについて
シン・エヴァンゲリオンの前段階として、1995年10月から1996年3月に
エヴァンゲリオンシリーズがTVで放送されました。
物語は、大災害と呼ばれる「セカンドインパクト」が2015年に起きた世界が舞台になっています。
主人公の碇シンジをはじめとした14歳の少年少女たちが
「エヴァンゲリオン」という巨大な汎用人型決戦兵器に乗って繰り広げる、
第3新東京市に襲来した使徒と呼ばれる謎の敵「使徒」との戦いが描かれています。
エヴァンゲリオンは海外でも日本を代表するアニメ作品として知られています。
シン・エヴァンゲリオンは2006年にエヴァンゲリオンシリーズを新しく設定、再構築した作品です。同年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ全4作の制作が発表されました。
その後、第1作となる『序』が2007年、2009年には第2作の『破』、
2012年には第3作『Q』が公開されました。
こちらは前作のヱヴァンゲリヲン新劇場版Qのブルーレイです↓
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そして2020年に新型コロナウイルスの影響で2回公開が延期となった劇場版の最新作で
完結編の第4作が2021年3月8日に公開されました。
シン・エヴァンゲリオンは東映の発表によると、3月8日から14日までの1週間で興行収入は33億3842万2400円、観客は219万4533人を記録しています。
まとめ
シン・エヴァンゲリオンと庵野秀明総監督について調べました。
庵野総監督はアニメや特撮、絵を描くことが好きで
アニメーターから映画監督へとキャリアを積んでいき、
「トップをねらえ!」や「ふしぎの海のナディア」など
代表作とも言える作品を手がけてきました。
鉄道ファンの一面もあり、なんと新幹線をエヴァンゲリオン風に塗装する
プロジェクトの監修をしたことも。
シン・エヴァンゲリオン劇場版は主人公碇シンジが、
父との確執やアスカやレイとの対人関係、エヴァンゲリオンに乗る理由など、
登場人物がさまざまな葛藤を抱えている作品であることが分かりました。
また、シンジはくじけながらも立ち直り自分の弱さにぶつかっていくシーンがあります。
14歳の少年少女たちと、自分自身や周りの大人との葛藤や、
EVAと使途が戦う迫力のある描写などなど、見てみたいポイントがたくさんあります。