いちごと聞くと、クリスマスや誕生日などのケーキを想像できます。
ビタミンCがたくさん含まれるいちごは、
赤くてかわいいなど見ているだけでも和みます。
神奈川県藤沢市の長谷部農園でいちごづくりに励んでいる
「長谷部農園」について紹介します。
神奈川県の長谷部農園とは?
長谷部光男さんが営む長谷部農園は神奈川県藤沢市にあります。
長谷部農園では、いちごのほかに野菜も栽培しています。
栽培している野菜といちごは以下の通りです(2021年3月現在)。
野菜
・白菜
・人参
・枝豆
・スイートコーン
・ブロッコリー
・カリフラワー
・ナス
いちご
・紅ほっぺ
・よつぼし
・桃薫(とうくん)
神奈川県のいちご栽培の歴史
いちごは甘いものから甘酸っぱいものまで、酸味が好まれています。
いちごが日本に運ばれてきたのは江戸時代末期、
オランダによって運び込まれたといわれています。
神奈川県では平塚市が昭和6年頃に、
県内の中でいち早くいちごの栽培を始めました。
平塚市は現在も高品質のいちごを目指して、
品種や栽培方法などを工夫しながらいちごづくりに取り組んでいます。
平塚市では「さちのか」「とちおとめ」に加えて、「やよいひめ」「おいCベリー」「紅ほっぺ」
など多くの品種を育てています。
長谷部農園のいちごの評判は?
長谷部農園のイチゴの味はどうなのか?
評判を調べてみました。
今年2月にもぎ取り体験をして、
長谷部さんのいちごを試食した人の口コミがこちら↓
・赤色のいちご「紅ほっぺ」と白色のいちご「天使のいちご」を試食。
2つのいちごの味は甘くて、感動しました。
いちごの味は甘くて高評価でした。
長谷部農園のいちごはどこで買えるのか?
長谷部さんのいちごはJA湘南 わいわい市藤沢店で購入できます。
また、「左近山アトリエ131110」では、長谷部さんの栽培したいちごと
いちごを使ったスイーツが販売されています。
「左近山アトリエ131110」
〒241-0831
神奈川県横浜市旭区左近山16-1 左近山団地1-31-110
長谷部農園の長谷部光男さんはどんな人?
長谷部農園を経営しているのは長谷部光男さんです。
長谷部さんは山形県出身で工業高校を卒業してから、
神奈川県の電気会社に就職します。
30代で結婚し、その後3人の子どもに恵まれます。
長谷部さんが農家をやる決意を固めたのは、
藤沢市の援農ボランティアで農家を手伝ったとき、
生き生きと農家をしている姿を見たことがきっかけです。
その後は農業技術と経営を学ぶため、就農準備校で1年間勉強します。
54歳の時に会社を退職して、農業を始めます。
長谷部さんはいちごを作り始めたのは2019年からです。
ハウスは2棟あり、1600株のいちごが育てられています。
長谷部さんの栽培している品種は「紅ほっぺ」と「よつぼし」、「桃薫」です。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
・紅ほっぺ:甘さと酸味の味が絶妙
・よつぼし:色鮮やかで風味豊か、甘みがある
・桃薫(とうくん):桃の香りがする品種です
長谷部農園のいちごづくりの工夫
長谷部さんは畑づくりにも工夫しています。
物を置く位置や同線は、効率的に動けるように置かれています。
これは、会社員時代に生産管理を担当していた経験を
活かした畑づくりになっています。
また、ハウスの中は徹底した温度管理を行い、
日当たりと風通しに気を配って栄養補給を行います。
いちごを出荷する際には、真っ赤に色づいているかを見て
早朝に収穫して近くの直売所に出荷しています。
温度管理を徹底し、栄養補給のタイミングを計り、
日当たりと風通しに気を配ります。
そして収穫のタイミングも重要。
肩まで真っ赤に色付いたイチゴを朝早くに収穫して、
近くの直売所に出荷しています。
一生懸命な長谷部さんを支えているのは、妻と3人の娘たちです。
収穫の手伝いだけでなく、長谷部さんが目標としている「観光農園づくり」に向けて
お客さん役をしてくれています。
長谷部さんのいちごづくりの様子は、2019年12月に地元藤沢市の
広報番組 「ハミングふじさわ」の中で取り上げられました。
この時のいちごは、赤く色づいて大きく成長していました。
長谷部さんは将来、イチゴの生産量を増やして
誰もが気軽に立ち寄れる農園を目指しているのだそうです。
まとめ
農業は自然や天候などの環境に左右されやすく、
大変とのイメージがあります。
困難な条件科の中でも、会社員の経験を活かして
農家に転職した長谷部さんについて調べました。
自分の会社員時代の経験に基づいた畑づくりと、
いちごの栽培方法を工夫していることが分かりました。
甘くて美味しい長谷部さんのいちごを1度は食べてみたいですね。