「運動会で子どもを早く走らせたい」
「昨年よりも順位が1つでも上がってほしい」
小学校生活で大きなイベントの1つである運動会。
子どもをもつ親御さんから聞こえてくる声です。
今回は子どもの運動会で活躍している
アキレスシューズ「瞬足」について紹介します。
瞬足の意味はあるのか、ないのか?
そもそも瞬足の意味はあるの?いや、意味なんてないでしょ?
誰もが疑問を感じたのではないでしょうか。
瞬足はきちんとした意味があります。
瞬足は速く走れるスニーカーとして
2003年5月に小学校低学年の男児向けに販売が始まりました。
速く走れるという評判から「子どもの陸王」ともいわれ、
子どもの2人に1人が瞬足を履いています。
2000年代半ばにヒットし、2005年には
年間販売足数が150万足を超えました。
一時は人気の高まりから手に入りにくくなったこともありました。
流行期には小学校1~4年生の6割近くが履いていました。
アキレスシューズのデメリット
アキレスシューズの瞬足のデメリットは、
日常生活でカーブを走ることは
体育や陸上運動をするときを除いて少ないこととも言えます。
また、登下校時も関係ありません。
そのため左カーブを走るときは運動会、
もしくは体育の限られた授業のみで
使用機会が少ないことがデメリットと考えられがちです。
瞬足は本当に速く走れるのか
「瞬足は本当に速く走れる靴なのか?」
そう疑問に感じる方もいるはずです。
実際に陸上経験40年の芸人・森脇健児さんが
瞬足の「瞬足ジャパン」子ども用を履いて、試走しました。
陸上経験の長い森脇さんは瞬足についていい靴だと高評価を述べていました。
高評価として、ソールがスパイクの代わりになっていることを挙げました。
ソールに配置されたスパイクがグラウンドを走るとき
「よーいどん」でグリップ力を発揮して
滑らないようになっている点が良いと述べていました。
また、左回りのコースでも滑らずに踏ん張れる作りになっていて、少し速くなる。
土のグラウンドなら瞬足だと太鼓判をおしていました。
実際に瞬足を履いたことのある子どもの話では、
瞬足を履いて走ったらタイムが0.1秒から0.3秒縮まったと、
タイムが縮んだ声が多く聞かれました。
また、走るのが好きになったとの声もありました。
瞬足の種類について
瞬足には以下の5種類があります。
・瞬足(オーソドックスな瞬足)
・瞬足レモンパイ(女の子向けの瞬足)
・瞬足足育シリーズ(足育を重視した瞬足)
・Jack&Betty(ダンス用瞬足)
・瞬足ジャパン(瞬足の上位版)
当初は男の子向けに販売されていたのですが、
女の子向けや足育を基にしたもの、
ダンス用や上位版も出たのですから
時代の流れを理解して製品開発造りに取り組んでいます。
瞬足の特徴とは
アキレス・シューズ営業本部で副本部長を務め
瞬足の開発に関わった津端裕さんによると、
瞬足は走ることに苦手と感じている子どもが
転ばないように走ってもらいたいとの思いからできたそうです。
瞬足の特徴は、右足内側と左足外側に
非対称のソールがついていることです。
左回りのコーナーを走るときは転ばない作りになっています。
子どもの靴選びに関する親の悩み
2019年5月に小学生の子どもを持つ父親と母親332人を対象に
行われたインターネットでのアンケート調査によると、
子どもの靴選びに困ったことがあると答えた人は81.3パーセントと
8割以上の保護者が子どもの靴選びで悩んでいることが分かりました。
子どもの靴を選ぶときに気をつける点
子どもの靴を選ぶうえで、子どもに関する足のトラブルは
自分の足に合わない靴を履いていることが多いです。
靴選びの際は子どもの足のサイズに合っているか、
実際に履かせる、ゆとりがあるのかを聞くなどしてみて
購入することがいいですね。
また、機能性だけでなく子どもの意見も取り入れて
子どもも親も両者が納得のいく靴を選ぶようにすることが大切です。
まとめ
子どもが瞬足の靴を履いている場面を見ることが多いですが、
瞬足には意味があるのか疑問がありました。
今回アキレスシューズや瞬足について調べを進めていくと、
瞬足にはきちんと意味があることや子どもの足に合った
「足育」に基づいたつくりになっていることが分かりました。