今話題のカーシェアリング。
レンタカーよりも安く手軽に利用できるケースが多く近年利用者が急増しています。
しかし、たとえば家族の1泊旅行のためにクルマを使いたい。こんな48時間の利用ではレンタカーの方がおトクである場合が多い。その理由とは?下で詳しく解説します。
48時間クルマを使いたい!! カーシェアリングとレンタカーどっちがおトク?
家族で軽井沢へ一泊旅行。そんな時48時間のクルマのレンタルを考えるでしょう。
しかしこんなケースではカーシェアリングは選ぶべきではありません。
通常カーシェアリングは6時間未満(これは目安ですが)の短時間利用に特に有利になるように作り出されたシステムだと考えて間違いありません。
ではまず料金を比較してみましょう。例えば東京から軽井沢への1泊旅行を想定してみましょう。
(例1). オリックスレンタカー
フィット(コンパクトカークラス) 2020/12/18 10:00- 2020/12/20 10:00
¥15,400 + ガソリン代(130円/L x 500km / 30km/L = 約¥2,167) 任意保険込(¥2,200 + ¥1,320)
合計約 ¥17,567 (48時間キャンペーン価格)
(例2). カレコ・カーシェアリング
トヨタ・ヤリス(ベーシッククラス) 24時間パックx 2
¥7,300 x2 + 距離料金¥8,000* (月会費は利用料から差し引かれるので割愛します)
合計約 ¥22,600
値段的にはレンタカーがおトクな事がわかりますね。
次に、使いやすさを見てみましょう。
レンタカーを借りる時にはレンタカー屋さんに行き、窓口でいろいろな手続きを行います。
一方カーシェアリングを考えてみましょう。
このページを読んでいる方はおそらくまだカーシェアリングに登録していらっしゃらない方が多いと思いますので、まず申し込み手続きから行わなくてはなりません。
更に先ほども述べた通りカーシェアリングは短期間(6時間未満が目安)の利用に向いています。当然そういう利用者が多いのです。48時間連続の「空き」を見つけて予約する事自体がむずかしいケースも多々あります。
しかし登録・予約さえ済めばカーシェアリングはとても簡単お手軽です。カーステーションに着いたら誰とも会わずにケータイか乗車カードでクルマのドアロックを解錠でき、そのまま旅行へ出発できます。戻ってきあともクルマの返却前にガソリン満タンに給油する必要はありません。(利用中に給油が必要な場合はクルマに備え付けの給油カードで給油します。)
このようにカーシェアリングには使いやすさの面で数多くのメリットがあるのです。
というわけで、2日間(48時間)のクルマをレンタルしたい場合はカーシェアリングではなくレンタカーが断然おトクとなります。レンタカーを利用しましょう。
カーシェアリングの注意点。距離料金とは?
カーシェアリングにはレンタカーには無い料金が追加される事があります。ここでは「距離料金」について見てみましょう。
レンタカーしか利用した事のない方にはなじみがないと思いますが、カーシェアリングには「距離料金」という追加料金がかかる事がありますので注意が必要です。
これはレンタカーで言うところの燃料代にあたると考えて良いでしょう。
例えば上の例で見られるように、カレコ・カーシェアリングで東京-長野軽井沢を往復(約500km)した場合、500km x 16円/km = ¥8,000が追加でかかります。カーシェアを長時間利用するにあたっては避けては通れない料金なので注意が必要です。しかし、カレコ・カーシェアリングでは6時間以内の利用なら距離料金が加算されない特典もあります。
このようにカーシェアリングに慣れていない人にとってはなじみのない「距離料金」ですが、長い距離を移動する場合はお値段がかさむので注意が必要です。
話題の「ピッとGo」について解説
そんな事言ったって…。じゃあカーシェアの気軽さとレンタカーの料金のいいとこ取りができるサービスはないの?と思ったそこのあなた。それがピッとGoというタイムズが始めた新たなサービス。
レンタカーなのにお手軽さがカーシェアリングみたいに楽ちん!!
レンタカーなのに誰とも会わず話さずクルマが借りられる。カーシェアリングのようにお手軽に利用できる。
ピッとGoは店頭のカードリーダーにお手持ちのカードをかざすだけ。煩雑な手続きはなし。さらに、ピッとGoデリバリーというサービスもあります。予約しておくだけで、お近くのタイムズのカーステーションでクルマを受け取る事もできます。このケースでもクルマのカードリーダーにカードをかざすだけ。
まとめ
レンタカーなのにカーシェアリングのように簡単に使えるピッとGo。これを機に利用を検討してみてはいかがでしょうか。