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てんとう虫は臭い匂いを出すので天敵に襲われない?てんとう虫の種類は日本にはどのぐらいいる?毒があるものも?

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てんとう虫は虫が嫌いな人でも、かわいい虫として人気があります。
小さくて丸い体が特徴ですが、実は私たちが知らない秘密をもっています。

それは、てんとう虫が臭い汁を出すことで天敵から身を守ること。

てんとう虫には種類がたくさんいますが、日本にはどんな種類がいるのでしょう?
無数にいるてんとう虫の種類の中には毒を持つものも?

今回はてんとう虫の秘密についてなど、探っていきます。

 

てんとう虫は臭い匂いを出すので天敵に襲われない?

自宅の庭や畑などで見かけるてんとう虫。
捕まえてみたら、黄色い汁が出てきたことはありませんか?
黄色い汁はてんとう虫の血液です。

何だか信じられないと感じた人もいるのではないでしょうか?
血液の成分はコシネリンです。コシネリンは臭くて苦い味がします。

コシネリンはてんとう虫の足の関節から出しています。

この黄色い汁のおかげで、てんとう虫の体は赤と黒の目立つ色をしていますが、
鳥たちはてんとう虫を食べようとはしません。

てんとう虫は敵から身を守るために、
危険を感じたら血圧を上げて薄い膜を破り出血させるのです。

出血した時に出るのがてんとう虫の黄色い血液。
臭い匂いで苦い味のコシネリンは、鳥にとっては美味しくないのです。

カラフルなてんとう虫は鳥からは狙われやすいので
絶好の獲物だと思われがちですが意外ですね。

てんとう虫の種類で日本にいるものは?

てんとう虫は日本に約150から200種類います。
中でも、肉食系・草食系・菌食系の3種類に分けられます。

肉食系てんとう虫の種類

肉食系てんとう虫の特徴は、誰もがなじみのある赤に黒の斑点があります。
主にアブラムシを食べます。

肉食系てんとう虫のナミテントウは日本で多くみられているてんとう虫です。
模様は
200以上あり、個体によってさまざまな色や模様があり、
黒い体に赤い斑紋が2つある、赤い体に細かい斑紋など様々です。

大きさは4から8ミリで、全国にいます。

肉食系には他にも

・ナナホシテントウ
・ダンダラテントウ
・ヒメカメノコテントウ
・オオテントウ

の4種類がいます。

菌食系てんとう虫の種類

次に菌食系テントウムシがいます。
特徴は黄色一色やオレンジ色に白い斑点のあるてんとう虫で、菌類を食べてくれます。

・キイロテントウ
・シロホシテントウ
・ムーアシロホシテントウ
・クモガタテントウ

草食系てんとう虫の種類

最後に紹介するのは草食系テントウムシです。
葉や果肉などを食害します。

平均気温が14度以下の地域にはオオニジュウヤホシテントウが、
14度以上の地域ではニジュウヤホシテントウが見られます。

草食系テントウムシは肉食に比べて毛が多く、つやがない特徴をもっています。

・ニジュウヤホシテントウ
オオニジュウヤホシテントウ
・インゲンテントウ
・トホシテントウ
・ルイヨウマダラテントウ

 

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てんとう虫の種類には毒があるものも

てんとう虫の種類の中で毒をもっているてんとう虫はナナホシテントウだけです。
ナナホシテントウの特徴は、私たちが一般的に知られているてんとう虫です。
赤色の体をして斑紋が7つあり、体長は5から9ミリほどです。

日本全国にいるので、日当たりのいい草原でよく見かけます。

赤と黒の目立つ色は鳥たちから狙われやすいですが、体に毒を持っています。
鳥たちはナナホシテントウの味を知っているので食べないのです。

他にもアブラムシを食べたり、成虫や幼虫は野菜や多くの植物なども食べたりします。

 

まとめ

てんとう虫は北米で指輪やブローチのモチーフにもなり、
縁起の良い虫として知られています。

てんとう虫は丸い体で小さくて可愛いとばかり考えていました。
今回はてんとう虫についてお伝えしましたが、見た目の可愛さからは想像できないほど、
実は敵を寄せ付けない特徴があることは驚きですね。

自然界では弱肉強食の傾向が強くみられます。
厳しい環境下でも、敵から身を守るための体の工夫をてんとう虫から知ることができました。
実際の生活で見ることが多い可愛い虫の裏側に隠された秘密を知ることは、
貴重な学びとなります。

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