さっぱりとした甘さが特徴のびわは、追熟すると美味しくなるのでしょうか?
果物と言ったら皮に栄養が豊富なイメージを、持っている人も多いですよね。
びわも同じく、皮に栄養がたくさんあり皮ごと食べるのがおすすめです!
ところで、びわの種や葉は危険?
びわを食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?
びわは追熟すると美味しくなるのか、有名な生産地や種から育てるには何年かかるのか、初心者には難しいのかなども紹介していきます!
びわは追熟すると美味しくなる?
さっぱりとした甘さが特徴のびわですが、追熟すると美味しくなるのでしょうか?
びわはさっぱりとした甘さが特徴で生食の他、缶詰やジャムなどに加工されることも多いです↓
そんなびわですが、キウイやメロンと同じく追熟はせず、置いておくと美味しくなるということはありません。
そのため収穫する段階で美味しい状態となっており、傷みやすいので早めに食べるのが良いです。
また保存するのは冷暗所で、食べる直前で冷蔵庫に入れるようにしましょう。
冷蔵庫に入れてしまうと、傷みやすくなってしまいますよ。
すぐに食べれない場合は、ジャムやシロップ煮にしておくのがおすすめです。
びわは食べ過ぎるとどうなる?
爽やかで美味しいびわですが、食べ過ぎはやはりよくないのでしょうか?
厚生労働省が出している摂取量の目標は、健康増進の観点から1日200g以上の果実となっています。
びわは1個50g前後なので、種などを省くと1日5・6個くらいです。
また未熟な果実には、アミグダリンという物質が含まれている可能性もあります。
健康被害を引き起こす可能性もあるので、びわの食べ過ぎには注意が必要です!
びわは皮ごと食べても美味しい?
また、びわは皮ごと食べても美味しいのでしょうか?
多くの果物と同じように、びわも皮に栄養が多いです。
風邪予防に効果的なβカロテンや、がん予防が期待されているクロロゲン酸など栄養豊富ですよ。
そのため健康や美容の事を考えるなら、皮ごと食べるのがおすすめです!
ただ農薬を使っていることもあるので、食べる時には注意しましょう。
また品種によっては、皮の食感が気になるものもあります。
みかんなどと比べるとびわの皮は柔らかいですが、やはり舌触りは悪くなってしまうのです。
皮ごと食べる場合はジャムにすると、少しは食感が改善されるのでおすすめですよ。
また今では皮ごと食べるために改良されたものも販売されているので、チェックしてみてください!
びわは種に毒があるのは嘘?葉は危険?
上でもお伝えしましたが、びわの種や葉、未熟な果実にはアミグダリンという物質が含まれています。
これを人が摂取すると、体内で毒性の強い物質に変わってしまうのです。
そのため摂取量が多いと、頭痛やめまい、嘔吐などの中毒症状を引き起こす危険性があるので注意しましょう。
また種を粉末にしたものは、特に注意が必要です。
一部ではアミグダリンは健康に良いとの噂がありますが、これは嘘なので注意しましょう。
そして、海外では健康被害事例や死亡事例も報告されていますよ。
びわの有名な生産地はどこ?
さっぱりとした甘さで食べやすいびわですが、有名な生産地はどこなのでしょうか?
びわの有名な生産地には1位の長崎県、2位千葉県、鹿児島県や愛媛県、香川県などがあります。
びわは寒さに弱い果物で、年平均気温15度以上で最低気温-3度以上が栽培適地です。
そのため日本ではびわの北限は千葉県で、産地は千葉県以西の西南暖地となっています。
主なびわの栽培方法は露地栽培やハウス栽培で、出荷時期は5月~6月ですが、ハウス栽培の場合は早いもので1月から出荷スタートです。
西日本で多く栽培されている茂木や、ハウスで栽培されている長崎早生、糖度が高く大玉のなつたよりなど、さまざまな品種があります。
びわを種から育てるには何年かかる?初心者には難しい?
ところでびわを種から育てるには何年かかるのでしょうか?
初心者には難しいのかも見ていきましょう!
びわを種から育てると、実がなるまでなんと8~10年かかります。
8~10年は、なかなか待てないですよね。
ただ鉢植えでも簡単な世話で、放っておいても育つので観賞用としてもおすすめですよ。
3月~6月に苗木の植えつけ、9月には大きさを整えるため剪定が必要です。
そして11月~2月に開花し、2月~3月・6月・9月には肥料をまきます。
4月には袋がけ、5月~6月に収穫という流れです。
びわを育てるにはさまざまな作業があり、少し初心者には難しいかもしれません。
ただだんだん慣れてくるので、こまめに作業するのが苦ではないならおすすめですよ。
また実がなるのを楽しみにするのなら、8~10年かかってしまうので我慢が必要です。
育てるのなら、実はなかなかならないと分かったうえで育てるのが良いですね。
まとめ
びわは追熟すると美味しくなるという事はありません。
またびわの皮は栄養豊富で皮ごと食べられますが、農薬を使っていることもあるので注意しましょう。
そして種や葉、未熟な果実にはアミグダリンという物質が含まれているので、びわの食べ過ぎには注意です。
有名な生産地には1位の長崎県、2位千葉県などがありますよ。
種から育てると、実がなるまでなんと8~10年かかります。
また育てるにはさまざまな作業があり、少し初心者には難しいかもしれません。